「モンスーンコーヒー」は、コーヒーをインドからヨーロッパまで輸送するのに約半年かかった時代に生まれました。
長い航海中に船の倉庫に保管されたコーヒー生豆は、モンスーンにさらされ緑色から黄金色に変わり、独特の香味を持つものに変わりました。これがモンスーンコーヒーの始まりです。
その後、時代はすすみ、保管技術の向上やインドからヨーロッパまでの航海日数が大幅に短縮されるなどの状況からこの「モンスーンコーヒー」は姿を消しました。しかし独特の香味を懐かしみ、黄金色のコーヒーを求める声は日増しに大きくなり、この要望に応えるためにインドは5〜6月に吹く南西のモンスーン(貿易風)を利用したモンスーンコーヒーの生産を始めました。
インドのモンスーン気候によって水分を含ませ室内で乾燥を繰り返し独特の風味を持つコーヒーに仕上がりとなります。イタリア等ではエスプレッソの隠し味として重宝されているようです。ぜひこの「独特な風味」をお楽しみください!!